【柔道整復師監修】あなたの腰痛はどの種類!?原因別腰痛の種類一覧

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A さん
最近、今まで感じた事ないような腰痛があるんだけど、Bさんって腰痛に詳しい?
B さん
いや、僕はまだ腰痛はなったことないんで、よくわからないんですけど、腰痛ってそんなに種類あるんですか?ただただ腰が痛いだけだと思ってました。
A さん
そっかー。いや、学生の頃に野球しててぎっくり腰をやっちゃったことがあるんだけど、それとは違う地味~にズ~ンとした痛みがあってね。何してても痛いんだよね(泣)
B さん
それは辛いですね。具体的に他にどんな症状がありますか?僕も他人事じゃなさそうなんでちょっと調べてみますよ!
A さん
え、ありがとう!

腰痛は、どのような原因であれ日本人の90%が一生に一度は経験すると言われ、それ故に「ただの腰痛」と片付けられがちです。

「もう歳だからね。」なんて言葉もよく耳にしますよね?でもちょっと待ってください。その腰痛は本当にご自身が思っている原因からくる腰痛なのでしょうか

今のご自身の症状で不安を感じていませんか?もし大変な病気だったら…、今やっているスポーツは続けられるのかな…、治す術はあるのかな…そんな不安は本記事を読んで、解消してしまいましょう。

腰痛から考えられる原因を徹底的にご紹介いたします。

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1、加齢が原因と思われる腰痛の種類

よく耳にする「歳だから」にまさに当てはまる疾患です。
長年消耗し、すり減ってしまった軟骨や背中の関節が原因で腰痛を引き起こします。

(1)変形性脊椎 –へんけいせいせきつい-

(椎間板の変形)

脊柱(背骨と呼ばれる部)は、1本に連なった骨のように見えますが、脊椎(小さい骨)が何個も連なっています。

脊椎と脊椎の間(椎間)には椎間板というゼリー状の組織が挟まっています。これらの組織や細胞の機能が衰えた状態を「変形性脊椎症」と言います。

症状 慢性的にズキズキ痛む十分に動かせない
原因 変形性脊椎症が進行し、椎間板がすり減るなどして、椎間が狭くなってしまった場合、関節の軟骨がすり減るなどして痛みや腫れが起こり、慢性的なズキズキした痛みが生じるようになります。
治療法 痛みがある場合は安静にし、痛み止め等の治療、整体やストレッチなどを行って治療します。

(2)骨粗しょう症 –こつそしょうしょう-

骨がスカスカになることで強度が低下して、骨折しやすくなる骨の病気を「骨粗しょう症」といいます。骨粗しょう症により骨がもろくなると、転んだり、ぶつかったり、咳やくしゃみなどのわずかな衝撃で骨折してしまうことがあります。

症状 背中や腰の痛み
背骨が曲がる
身長が縮む
原因 骨は吸収(破壊)と形成(骨を作る)のバランスで強度を保っています。女性は特に、閉経により女性ホルモンが減少すると骨の吸収が盛んになり、バランスが崩れて骨密度が急速に低下します。骨密度が若い女性の70%未満になると、骨粗しょう症と診断されます。
男性は女性に比べて、発症しにくいと言われていますが、胃の病気などを発症してカルシウムを分解吸収されにくくなったりした場合などには骨粗しょう症になる可能性があります。その他、タバコ、アルコールも良くないとされています。
治療法 薬で治療をします。(医師の指導のもと、根気よく治療します。)

(3)椎間関節症 –ついかんかんせつしょう-

椎間関節を固定しているじん帯が、背骨を伸ばしたり捻ったりした時に挟み込まれてしまったり、椎間関節にある軟骨がすり減ってしまったりすることで、痛みや炎症を起こした状態を「椎間関節症」と言います。

症状 上を向くと首の付け根が痛い
背中の真ん中(背骨)が痛い
壁によりかかると骨が当たって痛い
原因 原因には3パターンあります。
①重い物を持ち上げたり、急に背骨を伸ばしたり、曲げたり捻ったりした時に、椎間関節に過度の負荷が加わったことが原因となり、痛みや炎症を起こしているパターン。
②だらしない姿勢や間違った身体の使い方によって背骨や骨盤が歪んでしまい、じん帯が挟み込まれやすくなっていたり、軟骨がすり減ってしまっているパターン。
③加齢により、すべての椎間関節が均等にすり減り、同じように炎症や痛みが起こっているパターン。
治療法 一般的には、消炎鎮痛剤が処方され、マッサージ(歪みの矯正)や
電気による治療を行います。

2、脊椎が原因と思われる腰痛の種類

脊椎に何らかの異変が生じ、それに伴い他の神経を傷つけたり、圧迫したりします。
腰痛は、高齢者の疾患と思い込みがちですが、これらの疾患は成長期のお子様にも発症する場合があります。

(1)脊椎分離症 –せきついぶんりしょう-

腰部分の椎間関節の脊椎と脊椎のつなぎ目部分の骨が分離をおこす疾患を「脊椎分離症」と言います。

症状 長時間の立ち仕事や、腰を反らせたり横に曲げたりした時に痛い
原因 腰や足に疲労がたまり、過度な運動などによる負荷が加わることで、背骨や腰部分のまわりの筋肉が衝撃を吸収しきれず疲労骨折を起こすことが原因です。
治療法 コルセットをして安静にする。
鎮痛剤の使用。
症状が重い場合は手術が必要になることもあります。

(2)脊椎すべり症

本来ならきちんと積み重ねられた状態になっている脊椎が、前方あるいは後方へずれを起こしてしまう疾患を「脊椎すべり症」と言います。

症状 立ったり、動いたり、長時間歩いたりすることによって、腰や足が痛んだり、しびれる
原因 加齢やその他何らかの理由で支えが弱くなると、椎骨のすべりが生じます。その他、前述の脊椎分離症から移行する分離すべり症も存在します。
治療法 コルセットをして安静にする
薬物療法(鎮痛剤)
重度の場合は手術が必要になる可能性もあります。

(3)腰部脊柱管狭窄症 –ようぶせきちゅうかんきょうさくしょう-

脊柱管(脊椎の中の筒状の空洞)が狭くなり、脊髄(脊椎の中を通る神経の束)が圧迫される疾患を「腰部脊柱管狭窄症」と言います。

症状 腰が重くて痛い、足の痛みやしびれや痛みが波のように襲い、長時
間歩けず、休み休み歩かないと歩けない
重度になると生活に支障が出るくらいの歩行困難や、排尿・排便障害が出ることも
原因 脊柱管を構成する組織の形が変わってしまうことによって、脊柱管が狭くなり、脊柱管の中を通っている神経や血管が圧迫されることで起こります。
治療法 消炎鎮痛薬、筋弛緩薬、神経障害を改善する薬、血流を良くする薬による治療
理学療法(牽引、超音波、筋肉のマッサージや体操による治療
筋肉を鍛える運動による治療法
神経ブロック療法(神経を麻痺させて痛みをとる方法、薬物療法で効果が得られない場合や、痛みが強い場合などに実施します)

3、椎間板が原因と思われる腰痛の種類


1-1でもご説明しましたが、脊柱(背骨と呼ばれる部)は、1本に連なった骨のように見えますが、脊椎(小さい骨)が何個も連なっています。

脊椎と脊椎の間(椎間)には椎間板というゼリー状の組織が挟まっており、椎間板の弾力性によって背骨にかかる衝撃をクッションのように吸収・分散しています。

(1)椎間板症

椎間板内部の髄核が押しつぶされたり、線維輪に亀裂が入ってしまう疾患を「椎間板症」と言います。

症状 腰に痛みだるさを感じ、特に前かがみになった時に強く症状が出る。
原因 年齢と共に少しずつ椎間板の水分が失われ、徐々に弾力性がなくなり、衝撃を吸収する働きが弱まっているところに、過度な負荷がかかったり、長い間腰を使い続けて蓄積した負荷が原因で起こります。
治療法 痛みがある場合は安静が必要ですが、できる範囲で体操やストレッチ運動を行います。

(2)腰椎椎間板ヘルニア –ようついついかんばんへるにあ-

椎間板症が悪化し、髄核が飛び出て神経を圧迫する疾患を「椎間板ヘルニア」と言います。
(ヘルニア=何かが飛び出すこと)

症状 腰付近の激しい痛み
お尻から太もも、ふくらはぎ等、下半身に広く痛みやしびれ
両足だけでなく片足のみに痛みやしびれ
しばらくすると症状が消える
原因 椎間板症と同様、衝撃を吸収する働きが弱まっているところに、過度な負荷がかかったり、長期間腰を使い続けて負荷が蓄積したりすることによって起こります。
治療法 ① 激しい痛みを抑えるために、局所麻酔やステロイド薬を注射し痛みを和らげます。
② 非ステロイド性消炎鎮痛薬や筋弛緩薬を使って痛みを抑えます。
③ 痛みが落ちついたあと、筋肉を強化するための体操や、専用の器具で身体を「牽引(=ひっぱる)」したりします。
④ ①②③でも痛みがとれない場合や、脚に麻痺がある場合、日常生活に支障があって本人が希望する場合などに手術を行います。
⑤ 患部を背中側から切開し、ヘルニアを切除します。
⑥ 金属などで骨を固定する方法で、とくに腰痛がひどい場合に、⑤と同時に行われます。
⑦ 背中を切開せずレーザー光線を使って椎間板を焼きます。

4、内臓が原因と思われる腰痛の種類

(1)泌尿器系疾患

①腎臓結石

腎臓に結石ができる疾患を「腎臓結石」と言います。

症状 咳やくしゃみをした際に腰に響くような急な痛み
結石が腎臓にある時は鈍痛程度の痛み
残尿感
血尿
発熱
原因 尿の濃度が高くなることによって、カルシウムやシュウ酸などから結石ができ、それが排出されずに石として身体に残ってしまう疾患です。
治療法 腎臓結石の場合、安静は逆効果になってしまいます。充分な水分補給と適度な運動が結石を自然排出させるのに効果的です。

②尿路結石

尿路に結石ができる疾患を「尿路結石」と言います。

症状 左右どちらかのわき腹から背中にかけての痛み
冷や汗や吐き気をともなう”突然の耐え難い激痛”
痛みは断続的に続き、腰にまで響くこともある
原因 何らかの原因によって尿路が狭くなったり、尿がうまく流れずに停滞したり、カルシウムの濃度が高まったりすると結石ができやすくなります。
治療法 結石が小さい場合は、水分を多量に飲んだり、尿管を広げる薬を飲んだり、適度な運動を行うなどして尿と一緒に排出させます。5mm以下の小さい結石ならほとんどは自然に排出させることができるが、激痛が見られるときは鎮痛剤も服用します。
結石が大きく、痛みや排尿傷害が起きている場合は、結石を摘出する手術を行ったり、自然排泄されるくらいまで小さく砕く治療法を行います。

③膀胱炎・腎盂炎

膀胱、腎盂が最近に感染してしまい炎症を起こす疾患を「膀胱炎・腎盂炎」と言います。

症状 腰の後ろやわき腹に強い痛み
頻尿で排尿の際の痛みなどがある
寒気や38~40度の発熱
背中を叩くと激しく痛む
吐き気やおう吐
むくみ
※症状があまり出ないまま、風邪のような症状と同時に腰の痛みを強く感じる場合もあります。
原因 細菌による感染症で、細菌が尿道から膀胱に入って炎症を起こします。
原因となる菌は大腸にいる大腸菌や腸球菌、皮膚・粘膜にいるブドウ球菌、連鎖球菌などです。
疲労やストレス、体調不良(風邪を引いた後など)などで体の抵抗力が落ちていると、感染した菌が繁殖して急性膀胱炎を発症します。
治療法 【急性膀胱炎の初期の場合】
トイレが近くなり、排尿後に軽く痛みがある場合は、まずは水をいつもより多めに飲んで、トイレにこまめに行き、膀胱に尿が溜まっている時間を減らして細菌を早めに排出するように心掛けます。また下腹部を温め、睡眠を十分にとり、免疫力が落ちないようにします。
【慢性膀胱炎の場合】
急性膀胱炎を繰り返してしまう慢性膀胱炎の場合は、症状が現れているときは病院で抗菌薬(抗生物質)を処方してもらい、急性膀胱炎と同様の治療でしっかり治します。処方された薬も、体調が良くなったからといって途中で止めたりせず、最後まで飲み切りましょう。

④前立腺肥大症

前立腺が肥大する疾患を「前立腺肥大症」と言います。

症状 排尿困難、頻尿、腰痛
原因 原因はまだはっきり解明されていませんが、肥満などにより血流障害
をきたすと、腰の痛みを感じると同時に、前立腺肥大になりやすくな
ると言われています。
他に、腰の周りの筋肉が硬くなると、脊椎から前立腺までの自律神経が、硬くなった筋肉に圧迫されてうまく機能しない状態になり、前立腺の筋肉も硬くなってしまいます。
治療法 (1)薬での治療
(2)手術

 

(2)消化器系疾患

①胃潰瘍、十二指腸潰瘍

胃、十二指腸の粘膜がなんらかの原因によって溶けてえぐられたような状態を「胃潰瘍・十二指腸潰瘍」と言います。

症状 空腹時や食後の腹痛
背中から腰にかけての痛み
胸やけやゲップ
吐き気や嘔吐
食欲不振
貧血
吐血
黒い便が出る
原因 多くの場合、ピロリ菌感染が原因であると考えられています。
胃全体にピロリ菌が感染すると、胃粘膜が萎縮して潰瘍が発生します。
また、胃酸が過剰に分泌されないようにする物質の働きをピロリ菌が邪魔してしまうため、潰瘍が発症しやすくなるとも言われます。
薬物が原因のケースもよく見られ、「非ステロイド性抗炎症薬」、「ステロイド薬」、「抗がん剤」、「骨粗しょう症の治療薬」などがあります。
そのほか、精神的なストレス、胃液の過剰分泌、血流障害なども要因の一つで、これらが複雑にからみあった結果、潰瘍が発生しやすくなります。
治療法 ピロリ菌を除菌する薬物療法
出血がある場合は、手術が必要です。痛みが激しい場合、その他の病
気を合併している場合は緊急手術が必要になることもあります。

②胆石

胆汁の成分が固まって石のようになったものを「胆石」と言います。

症状 上腹部から右わき腹、右の背中から腰、右肩にかけて痛みが現れます。
原因 胆汁中の成分であるコレステロール、ビリルビン、カルシウムという
物質が胆のうの中で結晶化することにより発症します。胆のう内では
なく、胆汁の通り道である総胆管内に存在する場合は総胆管結石と呼
ばれ、胆石が胆管をふさぐ嵌頓(かんとん)という状態になると、胆汁
に細菌が感染する事があります。
その事により、胆のうが炎症を起こすと胆のう炎と呼ばれる状態になります。
胆のう炎になると腹痛や腰背部痛に加え、発熱、悪心・嘔吐、黄疸が起きます。さらに状態が悪化し急性化膿性胆管炎となると致死率80%と、とても危険です。
治療法 症状を起こしていない胆石については、特別な治療はなく経過を観察
していくことになります。
胆のう炎や胆石発作の急性期では抗生物質や鎮痛剤の投与が行われ、炎症が治まるのを待ち腹腔鏡下で結石の摘出が行われます。

(3)循環器系疾患

①腹部大動脈解難

大動脈は、外膜、中膜、内膜の3層構造となっており、とても強い膜で覆われていますが、なんらかの原因で内側にある内膜に裂け目ができ、その外側の中膜の中に血液が入り込んで長軸方向に大動脈が裂けることを「大動脈解離」と言います。

症状 腰から背中にかけて痛みがある
腹痛や腹部のしこりがある
痛む箇所は病気が発生した部位の近くで、主に背中から腰にかけての痛み
みぞおちあたりの広範囲な腹痛、胸の痛み
重症になると胸、背中、お腹、腰などに突然の激痛が起こる
原因 原因は不明とされていますが、動脈硬化や高血圧が関係しているとも言われています。何らかの原因で内膜が裂け、中膜に流れ込んだ血液は、新たな血液の流れ道をつくり、それによって血管が膨らんだ状態を解離性大動脈瘤(大動脈解離)と言い、外側には外膜一枚しかないため、破裂の危険性を伴います。
治療法 一度できた大動脈瘤を小さくすることはできないため、こぶが小さい場合はそれ以上大きくならないような治療をします。血圧を下げる薬を服用し、同時に運動や食事制限でコレステロール値と中性脂肪値を適正に保ち動脈硬化を改善します。こぶが大きく重症の場合は、こぶのある血管を切開して人工血管に置き換える移植手術を行います。破裂した後の緊急手術では死亡率が40~50%と非常に高くなりますので、痛みなどの自覚症状がなくても直径5cm以上のこぶは原則として手術を行います。最近では合併症がなく手術によるリスクが低い場合は4~5cmでも手術したほうがよいとされています。

②閉塞性動脈硬化症

手や足の血管の動脈硬化により、血管が狭くなったり、血管が詰まりを起こして、血液の流れが悪くなり、手先や足先へ栄養や酸素を十分に送り届けることができなくなる疾患を「閉塞性動脈硬化症」と言います。

症状 腰、お尻、下肢(太もも、ふくらはぎ、すね、足部)に痛みやしびれが出る。
冷え、靴ずれの悪化により潰瘍ができる、最悪の場合壊死します。
原因 血管には動脈と静脈があります。
動脈とは心臓から出ていく血管で、栄養や酸素を運び、勢いよく流れていく血液に耐えるため分厚く、高血圧でも簡単に破れないようにできています。この丈夫なはずの動脈が、長年の生活習慣の乱れなどにより、狭くなったり詰まったりしてしまうのが動脈硬化です。
動脈硬化により、血の塊である「血栓」ができてしまい、この血栓が下肢へ行く血管に詰まると「閉塞性動脈硬化」となります。主に足(下肢)の動脈に動脈硬化が起こり、足を流れる血液が不足することによって、痛みを伴う歩行障害が起こります。重症の患者さんは、足を切断しなければならない場合もあります。
治療法 ① 運動療法…歩行、水中歩行、エアロバイク
無理のない距離を「歩く」などすることで周囲の細い血管が発達し、血液の流れが改善します。
② 薬物療法…血管拡張剤、循環促進剤、坑血小板剤、ビタミン剤
③ 血管内治療…血管を広げる方法、血管を内側から支える方法、詰まり部分を削る方法などがあります。
④ 手術…血行再建術、重症な場合は足の切断もある

(4)女性特有の疾患

①子宮筋腫

子宮の筋肉から発生する良性の腫瘍を「子宮筋腫」と言います。

症状 生理痛が重い
生理の出血量が多い
生理に血の塊が混じる(レバー状のもの)
出血が多い場合は、貧血状態に陥りやすく、顔色がわるくなり、立ちくらみ、動悸、倦怠感を伴う
筋腫は大きくなればなるほど、膀胱や骨盤内の臓器を圧迫してしまう事があるので、尿が近くなったり、下腹部が重苦しい、腰や下半身が痛くなったり、しびれたりなどの症状が現れる
原因 子宮筋腫は、子宮の壁の細胞が異常に増殖してできる良性の腫瘍なのですが、その原因はよくわかっていません。しかし、最初の生理が始まった後に子宮筋腫が出来始めることから、おそらく生まれつきもっている要素に女性ホルモンの影響が加わり、子宮筋腫が成長していくのではないかと考えられています。
治療法 ① 薬での治療
ホルモン調整をして、女性ホルモンの分泌を一時的に抑え、人工的に閉経したのと同じような状態を作ります。その為、更年期障害や骨粗しょう症になる可能性が高まるので使用は半年が限度とされています。治療を中断すれば、骨も治療前に戻り、骨粗しょう症の可能性も低下しますが、筋腫もほとんど治療前の大きさに戻ってしまいますので、根本的な治療にはなりません。
② 手術
筋腫を摘出する場合、筋腫のみを摘出する方法と、子宮ごと摘出する
方法があります。
開腹手術…傷跡が目立ちますが、大きな筋腫も摘出できます。
内視鏡手術…子宮を残して筋腫だけを摘出する場合、子宮の内側にで
きた筋腫ならば、子宮鏡が使われます。これは腟から子宮の中に子宮
鏡を入れ、電気メスで筋腫を少しずつ 削りとっていく方法で傷跡が小
さいかほとんどなく、回復が早いのが長所です。
子宮動脈塞栓術…子宮に栄養を供給する子宮動脈を人工的に詰まらせて、筋腫を栄養不足にして小さくする治療法です。

②卵巣膿腫

卵巣にできる良性腫瘍を「卵巣膿腫」と言います。

症状 腫瘍がこぶし大になり、触って初めて気づく
月経時に通常以上の痛みを感る
月経時以外にも腰痛や腹痛を起こす
肥大した腫瘍が膀胱を圧迫して頻尿になる
腸を圧迫して便秘、むくみが現れる
原因 月経周期に合わせて出血を繰り返し、卵巣のなかに月経血が毎月たまることで発生するチョコレート嚢胞と呼ばれる膿腫以外の原因は不明とされていますが、ストレスや交感神経の緊張が原因のひとつではないかと考えられています。
治療法 小さいうちは経過観察になることが多いのですが、大きくなると茎捻転(卵巣を支えている靭帯がねじれてしまう疾患)の危険性があることから、症状によっては摘出手術をすすめられることもあります。卵巣嚢腫の大きさや状態によって摘出手術の範囲は変わり、嚢腫だけを切除する場合、片側の卵巣を切除する場合、そして、卵管まで切除する場合などがあります。

③月経困難症

一般的に言われる生理痛です。

症状 下腹部痛
腰痛
頭痛
下痢
発熱
嘔吐など
原因 月経時に子宮内膜でつくられるプロスタグランジンの産生過剰などが考えられています。プロスタグランジンは頭痛、嘔吐などを引き起こすほか、局所においては子宮の過剰収縮による疼痛を引き起こします。
治療法 鎮痛剤、低用量ピル、手術

(5)一般的な疾患

①風邪

症状 発熱と咳・くしゃみ・鼻水、腰痛
原因 日頃の腰への負担や腰回りの関節や筋肉に疲労や緊張がみられると、風邪による発熱などが原因となり腰痛を発症することがあります。また、直接風邪のウィルスが腰に影響する場合もあります。
治療法 【じんわり痛みを発症する場合】
急激な痛みではなく、じんわり腰痛を感じ始めた場合には腰の組織に炎症が出ているとは考えられませんので、風邪の対処と同じく温める処置が望ましいでしょう。
【急激な腰痛を発症する場合】
腰の筋肉の炎症を引き起こしている場合と内臓疾患が急激に進行している場合と大きく分けて2つの可能性があります。
炎症を引き起こしている場合にはその部分を冷やす必要があり、風邪への対処法の温める行為が症状を悪化させてしまう事になります。体は温めつつ、腰痛を感じている部分は冷却しなければなりません。また、この場合には腰を冷やすとともに動かさないようにすることも大切です。
もう一つの内臓疾患の進行で急激な腰痛を引き起こしている場合には、専門的な処置が必要になるので、風邪が治るまで我慢せずしっかりと診察してもらいましょう。

②インフルエンザ

症状 高熱
関節痛
筋肉痛
体を動かすときに腰がギシギシと痛む
原因 インフルエンザウイルスが体の中に入ると、白血球から「サイトカイン」というウイルスをやっつけてくれる物質が分泌されます。このサイトカインは、多く出過ぎてしまうと臓器がうまく動かせなくなる、機能不全を起こす可能性があるので、その抑止力として「プロスタグランジン」という物質が分泌されます。このプロスタグランジンは、血管を広げて発熱してウイルスの増殖を防ぐなどの力があり、こういった物質がウイルスと戦っている時、関節の痛みという症状として現れます。
治療法 痛などの関節や筋肉の痛みにはしっかりと冷却材を使って部位を冷やしてあげることが大切です。ただ、急に冷やすとあとで痛みが出る場合がありますので、ゆっくりじんわりと冷やしましょう。
また、横向きで寝たり、コルセットを使用して腰を固定してあげると、痛みが和らぐ場合もあります。

5、ぎっくり腰はどの種類の腰痛?

(1)ぎっくり腰って何?

ここまで、腰痛の種類について書いてきましたが、まだ出てきていない「ぎっくり腰」についてお話します。

まずぎっくり腰とは、みなさんどんなものを想像しますか?いきなり「グキッ」とくる腰痛を想像するのではないでしょうか。正にそうです。

ぎっくり腰とは、“腰痛の種類”ではなく急に発症する激痛を伴う腰痛のこと全般を指します

(2)ぎっくり腰の種類は?

ぎっくり腰になった際に腰痛の種類というのは、それぞれで違ってきます。

人によっては、脊椎がズレてしまったパターン、椎間板が押しつぶされてしまったパターン、原因不明のパターンなど、これまでにご紹介してきた腰痛のいずれかが何かをきっかけに瞬間的に現れてしまうので、原因はマチマチです。

ぎっくり腰は急な腰痛の総称ですので、ぎっくり腰というものにコレという種類は存在しません。

6、まとめ

あなたの腰痛の原因がある程度特定できましたか?腰痛には、緊急性の無い腰痛もあれば、重大な疾患のサインである腰痛もあります。

もし、気になる症状が一つでも当てはまるのであれば、一度専門家に診察してもらうことをおすすめします。

何事も早期発見、早めの対応が大切です。あなたの身体から出ているサインをしっかりと見逃さないようにしましょう。

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免責事項
このサイトは、腰痛に関する情報提供を目的としております。

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タンタン整骨院 院長 小林 敬和(こばやし のりかず)

メディカルKグループ代表
薬に頼らない頭痛治療研究所 所長
柔道整復師・頸椎セラピスト(頭痛治療家)
協同組合日本接骨師会 会員

【著書】
「1分間で腰痛がみるみる治る!」(三笠書房)出版
「おでこを冷やすだけで心と体が元気になる!」(三笠書房)出版
「頭痛は、1分間でおさまる!」(KKベストセラーズ)出版
「腰痛治療 プロフェッショナル12人」(現代書林)出版