【寝起き】エッ!この「しびれ」は何…?見逃せない病気のシグナル【柔道整復師監修】

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A さん
(妻)「いやだ……、また手がしびれてる!」
B さん
(夫)「(となりで寝ていた夫)どうしたの?」
A さん
(妻)「最近、朝起きると手がしびれていることが多いのよ……」
B さん
(夫)「おまえの寝相はかなりミラクルだから、知らないうちに圧迫されてたんじゃないのか……」
A さん
(妻)「そういうのじゃないのよ(怒)、指までしびれていて動きが変なの!」
B さん
(夫)「嫌な病気の兆候かもしれないから、一応病院にでも行ってみるか?」
A さん
(妻)「病院って言ったて、どこに行けばいいのよ!!」
B さん
(夫)「まあ……、整形外科かな?」

「目が覚めたときに手や足にしびれを感じる……」こういった症状で悩んでいる方も多いかと思いますが、原因は軽度なものから重篤な病気が隠れている場合までさまざまです。

寝相が悪いことで、圧迫された部分に起こる一過性のしびれであれば、しばらくすれば治りますので心配ありません。もちろんこのような場合は、自覚もあるためそもそもあまり気にしないでしょう。

注意しなければならないのは、

「何故しびれているのだろう……?」

というような、自分でも原因が曖昧な場合です。

今回は、

  • あまり心配する必要がない軽度な「しびれ」
  • 寝起きに襲われる代表的な「しびれ」
  • 寝起きで「しびれ」がある場合の対処法
  • 重篤な病気の場合の「しびれ」

などについて解説していきます。ご参考になれば幸いです。

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1、あまり心配する必要がない軽度な「しびれ」

しびれと一言でいっても重症なものと軽症なものがあります。

ここではあまり心配する必要のない軽度なしびれの症状をまとめていきます。

(1)寝ている姿勢やマクラ

寝起きに手がしびれてしまう原因でとても多いのが、寝ている姿勢や枕があっていないというケースがあります。

寝ている時に血管を圧迫するような状態になっているとしびれが起こりやすいです。

これは正座を長時間していて足がしびれるのと同じ状態です。

正しい寝方は上向きになりますが、横向きやうつぶせ寝をするとしびれやすいでしょう。

また枕の高さが合っていないと、首の骨のカーブがうまく維持できず、痛みやしびれがでやすくなってしまいます。

(2)疲れやむくみ

手や足がしびれてしまうのは、疲れやむくみが原因になっている場合があります。

不規則な食生活や睡眠不足など生活習慣が乱れると、疲労を溜め込みやすくなり、体はむくみがちです。

この疲れからくるむくみによって、手足の血行が悪くなり、しびれとして症状が現れる場合があります。

(3)更年期障害

更年期障害の症状の1つとして、手足のしびれがあります。

この

更年期障害で起こる手足のしびれの原因は、血行不良と肌の乾燥にあります。

血行を改善するマッサージをすることで症状が改善します。

(4)腱鞘炎

手のしびれは腱鞘炎が原因で起こる症状の1つです。

腱鞘炎はパソコン作業や楽器の演奏、手をよく使う仕事の人によく起こる病気であり、赤ちゃんを抱っこするママさん世代にも多く見られる症状です

腱鞘炎の症状には手首や手の痛みやしびれがあります。

(5)四十肩・五十肩

手や肩がしびれて、腕が肩より上に上がらない…という症状は四十肩、五十肩が原因でしょう。

この四十肩、五十肩は肩関節の老化によっておこるものであり、温めて動かすことが治療の基本となります

(6)ハネムーン症候群・サタデーナイト症候群

ハネムーン症候群とはハネムーンの夜に男性が女性を腕枕して寝た場合、朝起きた時に手がまひしたり、痺れたりしてしまう症状です

またサタデーナイト症候群は、土曜日の夜に手足のしびれがおこる症状であり、飲酒がらみのまひが多くなります

休みの前日になると羽目を外して飲酒をしてしまい、手足がしびれてしまうことがあるでしょう。

2、寝起きに襲われる代表的な「しびれ」

寝起きにしびれ症状が起こる病気についてまとめていきます。

(1)手根管症候群(しゅこんかんしょうこうぐん)

手根管症候群は、手根管と呼ばれる手首の手のひらにある神経の通り道が圧迫されることによって、手のしびれ、筋力低下が起こる病気です

手根管症候群では、正中神経が支配している母指から中指と環指の一部にかけてしびれが出てきます。女性においては、妊娠出産期、更年期によく起こる病気の1つです。

手根管症候群の症状が出ないようにするための予防策としては「寝るときに手首を曲げて寝ないこと」です

手首を曲げて寝てしまうと、手根管の中を通っている正中神経が圧迫されてしまうため症状が出やすくなってしまいます。

そこで手首が曲がらないようにサポーターを手首に巻いて寝るのがおすすめです。

(2)肘部管症候群(ちゅうぶかんしょうこうぐん)

肘部管症候群は、肘の内側を通っている尺骨神経が圧迫されたり、牽引されたりすることで、小指、薬指、前腕の小指側のしびれや、筋力低下が起こる病気です

肘部管症候群が起こる原因は、ガングリオンと呼ばれる腫瘍による圧迫と、加齢に伴う肘の変形が考えられます。

肘部管症候群での手のしびれを起こさないようにするためには、「肘をできるだけ伸ばして寝ること」が大切です

肘を伸ばしておくことで、痛みはしびれは感じにくくなります。また肘が曲がりにくくなるように、肘にサポーターを着用する対策もあります。

(3)胸郭出口症候群(きょうかくでぐちしょうこうぐん)

胸郭出口症候群は、首から鎖骨下あたりで、神経や血管が圧迫されたり、牽引されたりすることで、腕や手にしびれや痛みを生じる病気です

つり革をつかんだり、上にあるものを取ろうとしたりした時など、腕を上にあげる動作で痛みやしびれが生じます。

胸郭出口症候群が起こる原因には、慢性的な肩こり、運動による筋肥大、むち打ちなどがあります。

胸郭出口症候群での手のしびれ症状を出さないためには、うつぶせ寝をしないことが重要です

うつぶせ寝をしてしまうと、鎖骨付近の神経や血管の圧迫を強くしてしまうので、仰向けで寝て腕の位置をタオルで少し高くするとよいでしょう。

(4)頚椎症性神経根症(けいついしょうせいしんけいこんしょう)

頚椎症性神経根症は、首の神経が原因で手のしびれが起こる病気になります。

頸椎の中を通っている神経が枝分かれする部分で、骨や軟骨が圧迫されることにより、肩や腕、手にかけて痛みやしびれが生じます。

頚椎症性神経根症の原因は頸椎の老化や、日常的な首への負担が考えられます。また長時間同じ姿勢でパソコン画面を見ているデスクワークの方はこの病気になりやすいです。

この病気の大半の人は首を反らす動作で、痛みやしびれが強くなります。

頚椎症性神経根症による手のしびれを防ぐためには、「高い枕を使うこと」と「寝る姿勢」が重要です

低い枕を使うと、首の後ろが反ってしまうため、首の神経が圧迫されてしまいます。

そこで高い枕を使って、首の神経の圧迫を和らげるようにしましょう。

また横向きで寝る時には、痛みやしびれがある側を下にしてしまうと、首の神経が圧迫されて症状が出やすくなってしまいます。

そこで横向きで寝る時にはしびれがない方を下に、しびれがある方を上にして寝るとよいでしょう。

(5)どの部分にしびれが起こっているかで病気を判断

手や足のどの部分にしびれが起こっているかで、病気を判断することもできます。

しびれが起こる部位 疑われる病気
手指 親指、人差し指、中指、手首が痛む 脳出血、脳血管障害
薬指、小指、手指に力が入らない 手根管症候群、腱鞘炎
上肢 手指、腕のしびれ、首や肩のうずく痛み 胸郭出口症候群
上肢のしびれ、痛み、手指の感覚麻痺、めまい、歩行障害 頚椎症性神経根症
上肢のしびれ、痛み、麻痺、温痛感覚の低下、歩行障害 脊髄空洞症
下肢 下肢のしびれ・痛み、腰痛、下肢筋力の低下、排便・排尿困難 腰椎椎間板ヘルニア
下肢のしびれ、間欠性跛行、下肢の冷感 閉塞性動脈硬化症
四肢 手足のしびれ、首の痛み、痙性歩行(午後から夕方にかけてひどくなる) 頸椎椎間板ヘルニア
手足のしびれ、排便・排尿障害、痙性歩行 頸椎後縦靭帯骨化症
脚気、手足のしびれ・むくみ、筋力低下、ふらつき歩行 ビタミンB1欠乏症
手足の先から体の中心に向けて進行するピリピリ感、しびれ 糖尿病性神経症

このような症状が見られれば、病気の可能性があります。

3、寝起きで「しびれ」がある場合の対処法

手や足にしびれが出た時、いったいどうすればよいのでしょうか?

ここではしびれを改善する方法をまとめていきます。

どんな症状の人は効果的かきちんと書いてください

(1)バスタオル枕

バスタオルを折り枕の高さを調節することで、手のしびれを改善できます。

頸椎症性神経根症による手のしびれには、バスタオル枕がおすすめです。

またバスタオルを首に当てることで、首や肩の冷えを改善することもできます。

肩こりや冷え、むくみから来る手のしびれにも効果的です。

肩こりが原因で起こる胸郭出口症候群の手足のしびれにも有効です

(2)ストレッチ

同じ姿勢で長時間作業することで起こる手のしびれ(腱鞘炎)には軽い手首のストレッチなどが効果的です。

(3)ツボ押し

手にはたくさんのツボがあるので、軽く押したり、マッサージすることで手の血流が良くなり、手のしびれ、痛みを改善できます

血行不良により起こるしびれにおすすめです。

(4)食生活の改善

体が冷えて、リンパや血液の流れがよくなるのは、手のしびれ症状を増強させる原因になってしまいます。

 

体を冷やすような食べ物(ナス、冷たいのみものなど)はできるだけ避けて、体を温める効果のある食事を心がけましょう。(スープ類、発汗作用のあるショウガ)

またビタミンB、特にビタミンB12が欠乏すると、脚気や手のしびれにつながります。

手のしびれでお悩みの方は、ビタミンB12は積極的に摂取したい栄養素と言えるでしょう。

食事から摂取するのが困難な場合には、サプリメントなどでうまく取り入れるとよいですね。

4、重篤な病気の場合の「しびれ」

手足のしびれは重篤な病気が隠れている可能性があります。

早期に病気を発見するためにも、危険なしびれを見分ける方法を覚えておきましょう。

(1)「危険なしびれ」を見分けるためのチェック項目

危険なしびれを見分けるチェック項目はいくつかあります。

まとめてみましょう。

危険なしびれチェック項目 症状
片側だけの手足のしびれ 片側だけにしびれが起こるのは「脳」に原因がある可能性があります。

脳に原因がある場合でもまれに両側の手足にしびれが同時に起こることもあるため、両側のしびれならば安心!というわけではありません。

片側の手、片側の足だけのしびれという場合もあります。

手袋をはめているような感覚のしびれ 正座した後の足のしびれような、薄い手袋越しに触っているようなしびれは、脳梗塞や脳出血の可能性があります。
片側の手と口が同時にしびれる 脳梗塞では、病変を起こす部位によってしびれが起こる場所も異なります。

手と口、両方が同時にしびれを起こすケースは多いです

急にしびれて数分で消える

違和感が残るしびれ

突然のしびれが起きて、数分後には消えるという特殊な症状は、一過性脳虚血発作でよく見られます

一過性脳虚血発作は脳梗塞の前兆ともいえます。

しびれの他に、めまい、ろれつが回らない、ものが二重に見えるなどの症状もあります。

このような症状のしびれがある場合は、早急に治療が必要になります。

(2)「しびれ」を招く重篤な病気

しびれを招く重篤な病気の症状、原因、受診すべき診療科をまとめてみましょう。

病名 症状 原因 受診すべき診療科
脳梗塞 手や口のしびれ、まひ。

顔面神経麻痺、言語障害、失語症、健忘症、ものが二重に見える、嚥下困難

動脈硬化、高血圧、糖尿病、脂質異常、心房細動、心臓弁膜症、心筋梗塞が原因。

脳内の血管が詰まることで脳細胞に血液が送られなくなり、脳細胞が壊死することによって起こる。

脳神経外科、神経内科
閉塞性動脈硬化症 足の冷感、しびれ。歩行時のしびれ・痛み。歩行困難。潰瘍形成 高血圧、糖尿病、高脂血症などで動脈が効果することが原因。喫煙習慣のある人の発症頻度が高い。 循環器科、心臓血管外科
バージャー病 足のしびれや冷感、足先の血行不良や蒼白、潰瘍ができる、症状進行とともに激しい痛み、手足の静脈への炎症、細胞組織の壊死 喫煙が関係している(発症する9割は喫煙者)、末梢動脈内で炎症が起き、血流が阻害される 循環器科、心臓血管外科
胸郭出口症候群 手足がしびれ血色が悪くなる、首や肩を特定の方向に傾ける、腕の皮膚感覚の異常(温冷感覚がマヒする)、肩や首に痛み・しびれを伴う、手指の先の色が蒼白、紫になる 鎖骨周辺の神経が血管と一緒に圧迫されるために起こる。

圧迫の原因は筋肉によるもの、骨の変成によるものなどがある。

整形外科
低カルシウム血症 指と唇のピリピリしたしびれ、嚥下障害、息切れ、喘鳴 副甲状腺のホルモン分泌の低下に伴って、血液中のカルシウムイオンが減少することで起こる。

遺伝性のものと後天性のものがある。

内科
糖尿病性ニューロパチー 手足の指先が左右対称にしびれる、ピリピリしたしびれ(左右対称のしびれを多発性ニューロパチー、左右バラバラの発症を虚血性ニューロパチーと呼ぶ) 糖尿病の悪化による代謝障害が原因 内科、神経内科
一過性脳虚血発作 突然発症して数分で消える半身のしびれ、片側手足のしびれ、言葉が言えない・理解できない、片目の視野異常、ろれつが回らない、めまい、物が二重に見える 脳内の血管に剥がれた血栓がつまるため起こる。

また血圧の急激な低下によって一時的に脳への血液循環が悪くなることでも起こる。

脳神経外科、神経内科
脳出血 手足などひどい痛みを伴う半身のまひ、頭痛、嘔吐感、意識障害、出血場所によっては視野障害、言語障害、めまい、高熱、呼吸障害が発現する場合もあり。視野障害は両目とも片側半分だけが見えない半盲が起こる。 脳内の血管の動脈瘤破裂、外傷による出血 脳神経外科、神経内科
脳腫瘍 早朝の強い頭痛を伴う手足のしびれ、吐き気、嘔吐、視覚がぼやけるなどの視覚障害 脳自体に腫瘍が発生する場合と、他の部位にできた腫瘍が脳に転移する場合がある。

腫瘍には良性、悪性がある。

脳腫瘍が脳を圧迫することにより、症状を引き起こす

脳神経外科、神経内科

5、手足のしびれは何科を受診すればいいの?

手足のしびれが起こる原因になっている病気は様々です。

しびれという症状だけで、すぐに診断はつきませんし、治療が決まりません。

基本的には

  • 内科的な原因によるしびれ⇒内科
  • 脊椎に関連するしびれ⇒整形外科
  • 末梢神経の圧迫によるしびれ⇒神経内科(内科)、整形外科
  • 脳梗塞など脳の病気によるしびれ⇒脳神経外科、神経内科

こちらを受診するのがおすすめです。

ただ素人が自己判断をするのは非常に難しいです。

病院では

  • どういう症状が出ているのか?
  • どういう経過でどのような症状が出たのか?
  • 緊急の処置が必要なのか?
  • 外科的な処置が必要なのか?
  • 他の科に紹介する症状なのか?

などをドクターの診察所見と病歴から判断していきます。

特に神経学的診察である、神経内科、脳外科、整形外科のドクターに神経の診察をしてもらうことは、しびれの症状が出ている時には重要になってきます

自分がどこの科を受診したらよいのか分からない時には、まずはかかりつけの病院の先生に相談してみましょう。

そこから専門の科に紹介してくれます。

まとめ

一過性のものならよいのですが、寝起きの「しびれ」が気になりだし、体調不良も自覚し始めた場合はしっかりと原因究明を行なうことが重要です。

「どの診療科かかれば良いの?」という疑問もあるかと思いますが、整形外科やペインクリニックを基本に、症状によっては神経内科や脳神経外科、心臓血管外科も視野に入れなければなりません。MRI等の撮影も必要になりますので総合病院への受診を検討してください。

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「長時間のデスクワークも苦じゃなくなりました」

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タンタン整骨院 院長 小林 敬和(こばやし のりかず)

メディカルKグループ代表
薬に頼らない頭痛治療研究所 所長
柔道整復師・頸椎セラピスト(頭痛治療家)
協同組合日本接骨師会 会員

【著書】
「1分間で腰痛がみるみる治る!」(三笠書房)出版
「おでこを冷やすだけで心と体が元気になる!」(三笠書房)出版
「頭痛は、1分間でおさまる!」(KKベストセラーズ)出版
「腰痛治療 プロフェッショナル12人」(現代書林)出版