湿布で肩こり改善!温湿布と冷湿布の違いと正しい使い方

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A さん
「あ~肩が痛い」
B さん
「先輩、また肩こりですか?」
A さん
「そうなのよ。仕事が忙しくなると肩がパンパンになっちゃって」
B さん
「肩こりに湿布が効くと聞いたので貼って見たらどうですか?」
A さん
「でも湿布っていろいろ種類あるじゃない?どれがいいのかしら」
B さん
「確かにわからないですね。」
A さん
「ちょっと薬局で薬剤師さんに相談してみるわ〜」

肩こりを緩和する方法としては、湿布が最も簡単な手段です。

けれど薄いものやら分厚いもの、温感冷感など種類がたくさんあって迷いますよね。

肩こりは運動不足やストレスなどにより、筋肉が緊張して血行不良状態になり、起こります。

特にデスクワークが多い方は肩が内側に入って前かがみの猫背姿勢に自然となってしまうので、日頃から姿勢を意識することが重要です。

今回は温湿布と冷湿布の違いから、貼り方やはがし方も含めて、肩こりのために有効な湿布の使い方をお話しします。肩こりが少しでも緩和されるようにあなたに合った湿布を選びましょう。

1、肩こりに湿布って効果があるの?

肩こりで肩が重い・痛い!そんな時に「とりあえず湿布を貼っておこう」と対処していませんか?

実は市販の湿布を貼るというこの対処法、肩こりの改善効果はないんです

「でも、貼ると楽になった感じがする」というあなた。それは湿布に含まれる鎮痛作用が関係しています。これは、痛みを感じにくくさせるのであって、肩こりそのものの原因改善にはなりません。

肩こりの原因は、主に血行不良によるもの。血行不良が起こる原因は運動不足やデスクワークだけではなく、食べ過ぎなど内臓の疲れから起こることもあります。

今すぐ痛みを和らげたい、という時にはお役立ちの湿布。肩こりが慢性化しているのであれば、ストレッチを取り入れたり、内臓を休めてみたりと根本的な対処をしていくことをおすすめします。

湿布はあくまでも「ここぞ!」という時のもの。うまく使って、肩こりのつらさを軽減したいですね。

2、湿布の種類 肩こりには冷湿布それとも温湿布?

「温湿布は温める効果、冷湿布は冷やす効果がある」と思いがちではないでしょうか?効果としては温湿布も冷湿布も「痛みを鎮静化する作用」だけなんです!

両方とも主成分はほぼ同じ。大きく違うのは温湿布のトウガラシエキス(カプサイシン)と冷湿布のメントールだけ。それぞれ、皮膚の表面温度を短時間だけ上げたり下げたりする効果があります。冷湿布を貼った瞬間の、あの「ひやっ」とした感じはメントールによるもの。どちらを選んでも効果がほとんど同じなので、基本的には好みで選んでOKです。

とはいえ、つらい肩こりをちょっとでも和らげてくれるのはどちらなのか考えてしまいますよね。

それぞれの特徴からどんな時に使うのがいいかをご説明します。迷った時のご参考にしてください。

また入浴して肩こりがよくなるようなら温湿布、変わらないなら冷湿布がお勧め。

(1)温湿布

慢性的な肩こりの方には温湿布がおすすめ

姿勢が悪い、長時間同じ姿勢を取りがちな生活の方は慢性的な肩こりになりがち。温めることで血行を良くし、筋肉を柔らかくすることがポイントです。お風呂に入った時、体が温まって肩こりが楽になるタイプなら温湿布を選びましょう。温湿布以外なら、蒸しタオルやインスタントカイロを使用してみてもいいですね。

(2)冷湿布

急激な痛みを伴う肩こりには冷湿布がおすすめ

一般的な肩こりは温める方法を取りますが、筋肉を酷使した際に起こる炎症がある場合は、最初に冷やして炎症をおさえましょう。炎症が落ち着いたら普通の肩こりと同じように、血行を良くして回復を促す方法へ。冷湿布以外で代用するなら、3~4個の氷と塩を入れたビニール袋を10分程度あてておくといいですよ。

3、慢性と急性使い分けよう!効果別おすすめの湿布

温湿布と冷湿布の大きな違いは、貼ったときの感覚の違い。ひんやり感が得られる冷湿布は捻挫や打撲など急性の症状での使用がおすすめです。患部が熱を持っている場合、まずは冷やすことが手当の第一歩。一方、貼ったときにぽかぽかした感じのある温湿布は、慢性の症状に効果的。肩こりや腰痛に用いられることが多いです。

肩こりの場合でも、同じように急性と慢性で湿布の使い分けがおすすめ。どうせなら心地よく効果が得られるものを選びたいですね。

以下、症状や使う人に合わせた湿布を紹介いたします。湿布選びの参考にしてみてください。

(1)慢性の肩こりには…

貼りっぱなしになりがちな慢性の肩こり。おすすめは、密着度が高くはがれにくいテープ剤タイプの湿布です。効き目の強いジクロフェナク製剤、フェルビナク製剤を使用しているものを選ぶといいでしょう。

①ボルタレンEX

 

『ボルタレンEXテープ/テープL』 http://www.voltaren-ex.jp/p_product/tape.html 
価格 1,728円(参考価格)
特徴
  • 1日1回の使用で24時間効果が持続
  • 貼り直ししやすい
  • 臭いがほどんどない

②フェイタス5.0

 

 『フェイタス5.0 商品詳細』  http://www.hisamitsu.info/feitas/product/01.html
価格 880円〜
特徴
  • 効き目成分フェルビナクを5.0%配合
  • 微香性
  • 肩や腰のほか筋肉の痛みにも優れた効き目

(2)急性の肩こりには…

寝違えなど急に肩が張って痛い場合は、患部が熱を持っている状態。痛みが強い部位を氷などで冷やして落ち着かせてから、冷湿布を貼るのがおすすめです。

①のびのびサロンシップS

 

 『のびのびサロンシップS 商品情報』  http://www.hisamitsu.co.jp/healthcare/products/031.html
価格  

1,300円〜

特徴
  • 角が丸い形状で衣服に引っかかりにくく、はがれにくい
  • フィルムがはがしやすい
  • 薬袋には乾燥を防ぐ「保湿チャック」を採用

②ウィンパスID

 

 『ココカラファイン』  https://www.cocokarafine.co.jp/f/dsg_4987373071850
価格  1.013円
特徴
  • 1日2回使用
  • ひじやひざにもピッタリフィット
  • 同社の既存品より冷却感アップ

(3)妊娠中、病気のある人の肩こりには…

妊婦さん、15歳未満の子ども、心臓や肝臓に病気のある人は、ジクロフェナク成分配合の湿布を使えないので、湿布選びには注意が必要です。安全性の高い第2類医薬品か第3類医薬品から選択しましょう。

①サロンパスAe

 

 『サロンパス 商品ラインナップ』  http://www.salonpas.jp/lineup/index.html
価格  

1,629円(参考価格)

特徴
  • 皮膚刺激をおさえ、かぶれにくさを実現
  • ビタミンE配合で血行を促進
  • サイズ展開が豊富

②パテックスうすぴたシップ

 

 『パテックスうすぴたシップ(詳細)』 https://www.daiichisankyo-hc.co.jp/products/details/patecs_usupita/
価格  1,404円
特徴
  • ピタッと密着する超薄型
  • 微香性
  • カットして使用してもOK

4、湿布の貼り方とタイミングは?

貼り方や貼るタイミングを変えると効果もテキメン!

ポイントをおさえて辛い痛みを緩和していきましょう。

(1)貼るタイミング

温湿布にしろ冷湿布にしろ、慢性的な肩こりの場合は血行が良くなった時に貼るのがおすすめです。血行がよくなり、筋肉が柔らかくなった状態により痛みを和らげるイメージですね。

習慣的に貼るなら、お風呂上りに貼るのが効果的です。入浴後30分くらい経過して、汗や体が落ち着いたところで貼るといいですね。動いた時のずれが気になる人は、就寝前に貼るのもおすすめです。

(2)貼り方

湿布薬は貼った部位の皮膚から薬剤が皮下に浸透して痛みを和らげます。そのため貼る際は、トリガーポイント(痛みの引き金になる部分)に直接貼りましょう。指で押して痛いけどコリに効いている感じがすると思えるところが肩こりのトリガーポイント。

血行不良が肩こりの原因でもあるので、湿布の上からカイロを貼ることで効果がアップします。カイロを併用する際はインナーを着用し、低温やけどに注意しましょう。

(3)はがし方

湿布薬の薬剤が血中に行き渡るのはだいたい4時間。その後は緩やかに効果が薄れていきますので、貼ってから5時間後くらいがはがすタイミングとしてはちょうど良いといえます。はがした後の入浴は、薬剤の影響からお湯がピリピリと肌に感じられることもあります。はがしてからは1時間程度おくようにしましょう。

つい長時間貼りがちですが、皮膚がかぶれる原因にもなりますのでやめましょう。特に皮膚の弱い方は注意してください。

(4)効果が得られる時間

湿布は基本的に1日1~2回の貼りかえで効果を保てるようになっています。痛みを和らげる消炎鎮痛作用のピークは貼ってから4時間程度。その後は緩やかに低下していきますが、薬の効果がなくなるわけではありません。貼りっぱなしはむしろ肌のトラブルの元になりやすいので、皮膚が弱い人は3~4時間貼ったらはがし、皮膚を休ませるようにしましょう。

5、肩こりを解消する体操4選

 

肩こりを根本的に解消したい!と思ったらストレッチやエクササイズが効果的です。弱った筋肉や、固まった筋肉を柔らかくし、血行を良くしていきましょう。

肩こりの多くは普段の姿勢やライフスタイルが原因になっています。一日の終わりには、体にできてしまったクセをリセットする習慣をつけるといいですね。肩こり解消に役立つだけではなく、疲労回復にも効果がありますよ!

(1)バンザイ肩エクササイズ

肩甲骨周りの筋肉をほぐすエクササイズです。肩甲骨を動かす度に「ゴリッ!」と音がする方は、このエクササイズでぜひほぐしてみてくださいね

【1】自然に立った姿勢から両手を上に挙げ、バンザイする

【2】肩甲骨を天井方向に引き上げる。頭が前に出ないようにあごを少し引いておくとやりやすい

【3】指、手首、ひじに力が入らないように注意して、両腕を耳に近づける

【4】ゆっくりと肩を落とす。これを15回~20回繰り返す

(2)猫の背伸びポーズ

ヨガの猫の背伸びポーズは、肩こり緩和のほかウエスト周りのシェイプアップやヒップアップにも効果あり!寝る前や朝起きた時などに布団の上で行うのがおすすめです。

【1】正座の姿勢を取って床に手をつく

【2】息を吸いながら手を前に滑らせていく

【3】息を吐きながら、背中を大きく伸ばす。この時、胸とあごは床に、お尻は斜め天井に向けて伸ばしていく。

【4】息を吐ききったら再び吸いながら正座に戻る。2~4回ほど繰り返す。

(3)座ったままで肩甲骨はがしストレッチ

椅子や床に座りながらできます。ちょっと一息入れる時や、仕事の合間のストレッチとして行うと体がラクになりますよ。ひねりをがんばりすぎて呼吸を止めないように注意してください。

【1】座った姿勢から上半身を左にひねる

【2】右手で左ひざ、左手は背もたれや床につける

【3】目線を後ろ(できる方はひねった方向の先)に向け、10秒キープ。左右3回ずつ行う。

 (4)腕と肩の大回しで可動域を広げる

固まりがちな肩を大きく動かすことで血行を良くします。肩こりと冷えを感じる人には特におすすめの体操です。ゆっくり、大きく動かすことが一番のポイント。リラックスできる時間に行うといいですね。

【1】肩を軽く開き、両手を肩につける

【2】両ひじ同士が胸の前でくっつくように寄せる

【3】くっつけたまま、顔の前を通って上に両ひじを上げていく

【4】できるだけくっつけたまま上げ、ひじが天井を向いたらひじを離して胸を開く。この時、ひじで大きな円を描くようなイメージで動かす。

【5】10回回したら、逆回しも10回行う

まとめ

いかがでしたか?

肩こりの原因はさまざまですが、慢性の場合は温めて、急性の場合は冷やすとよいでしょう。健康には自信があるのに、肩こりが治らないのは、姿勢の悪さなどによる血行不良が原因です。上手に湿布を使い分けて症状を改善していきましょう。

さらに同じ姿勢をとり続けている時は肩を回したり、伸びをしたりと筋肉をほぐしてください。また軽いウォーキングやストレッチで運動不足を解消して、肩こりのない生活を目指してください。

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タンタン整骨院 院長 小林 敬和(こばやし のりかず)

メディカルKグループ代表
薬に頼らない頭痛治療研究所 所長
柔道整復師・頸椎セラピスト(頭痛治療家)
協同組合日本接骨師会 会員

【著書】
「1分間で腰痛がみるみる治る!」(三笠書房)出版
「おでこを冷やすだけで心と体が元気になる!」(三笠書房)出版
「頭痛は、1分間でおさまる!」(KKベストセラーズ)出版
「腰痛治療 プロフェッショナル12人」(現代書林)出版